降格圏脱出をかけた16位大宮アルディージャと17位サンフレッチェ広島は、1-1の引き分けに終わった。

 序盤に主導権を握ったのは大宮だった。右サイドのDF奥井諒(27)、MFマテウス(22)を軸に好機が生まれ、前半4分にはMF茨田陽生(26)がシュートを放つも広島のGKの正面だった。同11分の茨田のシュートも再びGKの正面を突いた。対する広島は前半30分過ぎから反撃に転じた。

 試合が動いたのは0-0で迎えた後半8分。サンフレッェ広島は右サイドバックのDF丹羽大輝(31)のクロスをFWパトリック(29)が頭で合わせ先制。今夏にガンバ大阪から加入したコンビで大宮のゴールをこじ開けた。

 対する大宮も後半15分、好位置でFKを獲得すると、キッカーのMF大山啓輔(22)のクロスを主将のDF菊地光将(31)が頭で押し込み同点に追いついた。大宮は後半22分、守備の要のDF河本裕之(31)がヘディングシュートを狙った後、後頭部をピッチに打ち付け、DF山越康平(24)に交代した。その後もお互い好機はつくるもゴールはならず、引き分けに終わった。