J1ベガルタ仙台MF古林将太(26)が自身初となるステージに心を躍らせた。チームは28日、30日にホームで行われるルヴァン杯準々決勝鹿島アントラーズ戦に向け、仙台市内で調整した。

 古林は「ここまで勝ち進んだことがない」と語るように、前身のナビスコ杯も含めJリーグ杯は、すべて1次リーグ敗退だった。16年に移籍した、現J2名古屋では、1次リーグA組最下位に沈んだ。7月に移籍した仙台は1次リーグ突破を既に決めていて、初めて同杯の準々決勝に出場するチャンスを得た。「いい経験をするだけでなく、ちゃんと勝って上にいければ」と意気込みを語った。

 仙台は今季、鹿島とはリーグ戦2試合で計6失点し、全敗だった。古林の加入後初先発の試合が5日のアウェー鹿島戦だったが、チーム史上最小のシュート1本に終わり、0-2と完敗した。準々決勝はホーム&アウェー方式で、3日にはアウェーで鹿島と対戦する。「同じ相手に2度、3度負けることなく、勢いのつく勝利を」と初戦必勝を誓った。