ベガルタ仙台がアウェーで鹿島アントラーズに2-3で敗れたが、2戦合計5-4として、チーム史上初の4強を決めた。

 前半6分、MF三田が直接FKを決めて先制した。同25分にはFW西村の左クロスをゴール前にフリーで走り込んだMF奧埜がシュートを放つも枠外。同42分、三田の左足シュートも相手DFにブロックされたが、ペースを握った。後半3分には西村がPKを真ん中に蹴りこみ2-0とリードした。

 準決勝に進出するためには、残り時間で5点を奪わなければならない鹿島は、FW鈴木や安部を投入した。後半13分にはMF遠藤が蹴ったCKのこぼれ球を鈴木が豪快に決めた。同20分には遠藤のスルーパスを受けた安部が冷静に右隅に流し込んだ。同38分にも途中出場のMF永木からの左クロスを鈴木が頭で合わせ、3点目を奪った。

 ロスタイムは5分。鹿島が攻め続け、仙台が守る。仙台が第1戦のホームで3-1と勝利したアドバンテージを生かした。