ベガルタ仙台は逆転負けを喫したが、2戦合計5-4として、チーム史上初の4強を決めた。

 敵地での大一番に向け、渡辺晋監督(43)は「攻撃的に行こうと選手に話しをしました。アウェーゴールを奪えば、さらなるアドバンテージになる」と狙いを持って選手を送り出した。すると、前半6分にMF三田の直接FKで先制に成功した。後半3分にはFW西村がPKを決め、値千金の2点目をチームにもたらした。その後3点を失い逆転負けを喫したが、突破を決めた。

 試合後、渡辺監督は「成長の証しなのかな」と、クラブ初の快挙を成し遂げた選手を評価した。一方で、「2試合とも勝てたゲーム。満足度の低いベスト4進出だった」と総括した。7月8日のJ1第18節ヴィッセル神戸戦以来、約2カ月ぶりに公式戦で3失点を喫した。「やられ方はしっかり反省しなければいけない」と語った。