鹿島アントラーズの本拠地が恐怖の館になる。カシマスタジアムで27日から体験型イベント「ハイド アンド シーク~殺人鬼の館~鹿島アントラーズエディション」(11月30日まで、月曜定休)が開催されることが21日、分かった。

 06年からクラブが同スタジアムの運営を担当。01年の改築工事で空きスペースになっていた「旧ウオーミングアップ場」を利用し、クラブ主催で同イベントの実施が決まった。5月に実施した1日限定の「ゾンビスタジアム」では約3000人を動員。ホラーの需要に反応し、長期イベントに踏み切った。

 5人1組で巡回する殺人鬼の目を盗みながら3つの数字を探し、制限時間内に館からの脱出を図る内容。この日、現場を見学したクラブリレーションズオフィサーの中田浩二氏(38)は「昔使っていた場所がこうなるんだと。怖かったですね。リアル感がハンパなかった」と話し「試合日以外にもいろんな方々にスタジアムに寄ってもらえる企画で素晴らしいこと」と期待を寄せていた。