J1ベガルタ仙台は20日、21日のホーム清水エスパルス戦に向け、仙台市内で約1時間調整した。紅白戦などに時間を割いた。

 昨季マークした自己最多に並ぶ4得点のMF三田啓貴(27)は「(ゴールを)狙っていける場面があるなら、狙っていきたい」と、キャリアハイの更新に意欲を見せた。直近リーグ戦5試合で2得点と好調な司令塔は、雨が降り続く中での紅白戦で主力組に入った。

 清水は降格圏の16位広島と勝ち点差2の14位で、残留争いに巻き込まれている。12位の仙台は、下位相手に白星の取りこぼしはしたくない。三田も、昨季までともにプレーした清水のGK六反、DF二見との再会を待ちわびつつも「相手は残留を争っているチーム。自分たちは負けたら、相手に差を縮められる。チームの方向性もこの試合で決まる」と勝利に向け、強い決意をにじませた。