ベガルタ仙台の渡辺晋監督(44)が、来季もチームの指揮を執ることが8日、明らかになった。

 若手の底上げが最重要課題となった今季は、3試合を残しリーグ戦12位と8季連続J1残留を決め、ルヴァン杯ではクラブ史上初の準決勝進出を果たすなど、限られた戦力でタイトル奪取に大きく近づいた。

 シーズン終盤にMF梁勇基(35)富田晋伍(31)らベテラン勢ら9人がけがでチームを離脱する緊急事態を、大胆起用で乗り切るなど手腕が光った。就任5季目となる来季は、若手とベテラン勢の融合で厚みが増した戦力を基盤に、上位進出を目指す。