ガンバ大阪の日本代表GK東口順昭(31)が危機感を力に変える。欧州遠征から帰国した16日、大阪・吹田市内での練習に合流。代表では今回出番はなかったが、得たものは大きかった。ブラジルとの対戦で「思った以上に差があった」と現実を受け入れた。

 ブラジルとの差は「体をぶつけて(相手のシュート)体勢を悪くしたり、ミスを狙ったりぐらいはできるかと思っていたが、ファウルにできる距離にもなっていなかった」とベンチから見て感じたという。王国の力を間近で見て、素直に「ちょっとショックやった」と悔しそうな表情を見せた。

 それでも、下ばかり向いてはいられない。「差を個人として縮められるかどうか。やることは言い出したらキリがないけど(欧州遠征で)感じたことの中で(自分自身が)変化し続けられればいい」。18日には早速アウェー川崎フロンターレ戦が待ち受ける。まずは目の前の一戦で、守護神として無失点に抑える。