全国高校サッカー選手権(12月30日開幕)の組み合わせ抽選が20日、都内で行われ、選手宣誓は前回優勝の青森山田が2年連続で務める。

 青森山田DF小山内慎一郎主将(3年)の顔は、大粒の汗であふれていた。応援マネジャーの高橋ひかるが「1」の数字を引くと、会場からどよめき。史上初の2年連続選手宣誓に、小山内は「自分が一番まさかです。去年と比較されると思うので、印象に残るフレーズを残したい」と意気込んだ。昨年の主将は「パルティード・ア・パルティード」とスペイン語で「1戦1戦全力で戦う」と宣誓しただけに、黒田剛監督(47)は「W杯があるからロシア語? それじゃあ分からないよね」と苦笑いだった。

 ◆2年連続選手宣誓 高校野球全国大会では1度もない。夏の地方大会では、今夏の秋田県予選で本荘の主将が兄弟で2年連続の宣誓を行う珍事。昨夏の佐賀県予選では三養基も2年連続で宣誓を引き当て、15年には新潟県予選で高田農が2年連続で行った。