元日本代表で、06年W杯ドイツ大会に出場したJ2ファジアーノ岡山のDF加地亮(37)が27日、岡山市で引退会見し「悔いのない幸せなサッカー人生だった」と少し赤い目で語った。

 7月1日の水戸戦で肋骨(ろっこつ)骨折。復帰後も感覚が戻らなかった。「思っているようなプレーができなくなった。責任と覚悟を持ってやれるか、自分を信じ切れなくなった」と理由を明かした。J1、J2を合わせて499試合での引き際に「自分らしい。よくやったと思う」と笑顔を見せた。今後は夫人と飲食業をするという。