J1横浜F・マリノスが1日、横浜市内でリーグ最終戦の浦和戦に向けて調整を行った。

 累積警告で、ここまで全試合出場のMF天野純(26)のほか、喜田拓也(23)、MFマルティノス(26)の中盤の主力3人を出場停止で欠く苦しい状況の中、DF山中亮輔(24)を左サイドハーフで起用することが濃厚だ。山中は「ルヴァンカップの鳥栖戦でもやっているし、あの時いいイメージでやれている。ゴールに直結する仕事をしないといけない」と意気込む。

 チームは目指していた3位以内の可能性は消え、最終戦に勝てば4位の可能性は残るが、他チームとは得失点差で開きがあり、状況は厳しい。目標のACL出場へ向けては、勝ち残っている天皇杯優勝を目指すことが現実的な状況だ。山中は「最近、チームは負けも続いていたし、内容もよくなかった。ACLに出たいので、それに向けたいい試合にしたい」と気を引き締めた。

 天皇杯での指揮は残るが、リーグ戦ではラスト采配となるエリク・モンバエルツ監督は「いつもの延長として戦う。監督として様々なチームでやってきましたが、ひとつのサイクルが始まって、それが終わり、また次のサイクルに入っていくその繰り返しなので、今、自分のいるサイクルでベストを尽くして後悔の無いようにやる。それが大事だと思います」と話した。