今季、川崎フロンターレからFC東京に加入した元日本代表FW大久保嘉人(35)に移籍の可能性があることが2日、分かった。

 複数の関係者によると、悲願のJ1初優勝を果たした古巣をはじめ、01年にプロ生活をスタートしたセレッソ大阪、出身の国見高があり来季J1に初昇格するV・ファーレン長崎が興味を示している。

 東京との契約は1年残っているため、移籍するには違約金が発生する。現段階では、いずれのクラブも条件面の調査にとどまっているが、今季リーグ戦が終了したタイミングで本格交渉に進展する可能性がある。

 今季は新天地の東京で5年ぶりの1ケタ得点となる8ゴールに終わったが、13~15年に前人未到の3年連続得点王に輝いた実績は抜群。川崎Fが獲得に乗り出した場合には、リーグ2連覇とACLを戦うチームの戦力底上げになりそうだ。C大阪もACLがあり、長崎もJ1定着の目玉として獲得に動くかもしれない。