今季J3で優勝したブラウブリッツ秋田が、J2クラブライセンスの取得へ向け動きだした。7日、秋田県庁で岩瀬浩介社長(36)が記者会見を開き、来年6月までにライセンスを申請し、19年度のJ2昇格を目指すと発表した。市内に位置する八橋運動公園陸上競技場を約10億円かけて改修し、ライセンス取得要件を満たすプランを明かした。すでに要望書を提出している秋田市にも、14日にあらためて要請に向かう。

 秋田はJ3参入4年目の今季に初優勝を飾ったが、J2昇格に必要なクラブライセンスを保有しておらず、優勝してもJ2には昇格できなかった。岩瀬社長は「選手たちが優勝するまでモチベーションを維持してきたことは異次元級の称賛に値する。将来的にはJリーグのコンテンツとして秋田から世界に発信していきたい」と早期取得へ向け意欲を示した。