セレッソ大阪がヴィッセル神戸と延長を含めた120分の激闘の末に逆転勝ちし、2003年度以来14大会ぶりの決勝進出を決めた。

 奇跡的な同点ゴールを決めたのがMF水沼宏太(27)だ。後半45分に神戸に先制ゴールを奪われた直後。MFソウザ(29)の自陣からのロングフィードをFW山村和也(28)が頭で競り、GKがはじいたボールに水沼が執念で伸ばした右足で押し込んだ。「枠に入れるだけでした」と照れ笑いし「あの時間帯に追いつけるのが、今のチーム力だと思う。入れられてすぐだったので、決められてよかった」と全員の執念に感謝した。決勝進出に「自分自身、今まで準決勝までだったので、元日をどういう心境で迎えられるか楽しみ」と話した。