J1横浜F・マリノスが、延長後半のFWウーゴ・ヴィエイラ(29)の決勝ゴールで柏レイソルに逆転勝ちし、優勝した2013年度以来、4年ぶりに決勝に進出した。

 1-1で迎えた延長後半13分、右サイドを抜け出したDF遠藤渓太のパスを受けたヴィエイラは、飛び込んでくるDFを構わず右足を振り抜いた。ゴールに突き刺さると、サポーターの待つスタンドに走り寄るヴィエイラをスタッフが囲み、歓喜の輪が出来た。

 先制したのは柏だった。FWハモン・ロペス(28)の、ゴール前約38メートルからのロングシュートを決めた。

 後半24分、横浜が追いついた。同3分に途中出場したFW伊藤翔(29)が、DF下平匠の左クロスに反応。柏DFの背後から走り込んで、頭でたたき込んだ。

 横浜が逆転した延長後半ロスタイム3分、GK飯倉大樹(31)が、柏MFキム・ボギョンのオーバーヘッドキックを、左手ワンパンチではじくスーパーセーブを見せ、横浜が大逆転勝ち。18年元日の決勝ではセレッソ大阪と対戦する。