30日に開幕する第96回全国高校サッカー選手権で、5大会ぶり3度目の出場の実践学園(東京B代表)は27日、けが人など苦しい状況の中、最後の仕上げに取り組んだ。

 ボランチとして攻守を支えたMF浦(3年)は、東京都予選決勝、国学院久我山戦の一発退場のため、滝川二(31日)との初戦は出場できない。さらに、23日には高円宮杯U-18プリンスリーグ関東参入戦で桐生第一に敗れ、さらにけが人も複数出るなど余波が残る。深町監督は「参入戦はふがいない試合だった。今は基本となる役割を選手にもう1度確認させ、残り3日間のトレーニングに取り組む」と冷静に話した。主将DF尾前を中心に団結力と粘り強さでこの苦境を乗り越える。