3大会前の覇者、星稜(石川)の河崎譲監督(58)は開始早々の失点を悔やんだ。

 前半は風下でのキックオフを選択し「集中力を切らさずいけば、後半に勝機がある」ともくろんだが、前半2分にスローインからの流れでマークがややずれ、明秀学園日立(茨城)のMF二瓶優大(2年)に決められた。「風で目測を誤ってミスからの失点だった」。

 2大会ぶりの出場で、選手権の雰囲気を知っているのは主将のDF敷田唯(3年)のみだった。河崎監督は「選手たちはほぼ未経験の大会で、初戦をうまく乗り切ったので2回戦もと…。でもいいチームでした。力は出し切った。(風上の)後半40分も出し切り、それで点を取れなかったのは相手が上だった」と負けを認めた。