日本文理(新潟)は全国総体8強の旭川実(北海道)を運動量で上回った。

 前半14分にはMF久住玲以(れい=3年)が、右クロスをダイレクトの右足で決めると、同28分にはFW亀山来駆(らいく=3年)が追加点を上げた。GK相沢ピーターコアミ(2年)のロングフィードを前線で走りながら背中でトラップ。DF1人をかわして、左足でゴールを決めた。

 MF久住は「走り勝っていた」と言う。2点をリードしたあとも、ハイプレッシャーの戦術を貫き、追加点を狙った。運動量は最後まで衰えなかった。アップテンポの展開を崩さなかったチームに、駒沢隆一監督(56)は「ダメージはあるが耐えうる体と心を作ってきた」と3日の3回戦に自信を見せた。

 初出場で大会2勝は新潟勢初の快挙だった。