昨夏の全国総体で創部以来初めて8強に進出した旭川実が、初出場の日本文理に敗れ、2回戦で姿を消した。「前半は引いて粘り強く守り、後半に攻めるゲームプランだった」と旭川実の富居徹雄監督(45)。DFラインを深くした前半に失った2点を最後まで取り返せず、昨年初戦敗退した時と同じNACK5スタジアム大宮で終戦を迎えた。

 主将のMF櫛部悠路(3年)は「3年間、監督やコーチ、そしてこのメンバーと一緒にサッカーができて本当に楽しかった」とむせび泣いた。初戦の宜野湾戦で2ゴールを決めたエースFW円道将良(3年)は、出場した7人の2年生に向け「2年連続で勝てなかったNACK5で勝ってほしい」と思いを託した。