鹿島アントラーズは3日、ドイツ2部のウニオン・ベルリンDF内田篤人(29)の完全移籍での加入を発表した。

 長く右膝の負傷に悩まされてきた内田は、今夏に1部シャルケから出場機会を求めて1年契約でウニオン・ベルリンに移籍。しかし、肉離れなどもあってリーグ戦は2試合の出場にとどまり、古巣の鹿島から復帰のオファーを受けていた。

 内田は清水東から06年に鹿島加入。10年にシャルケに移籍し、17年からはウニオン・ベルリンでプレーしていた。J1通算124試合3得点。ブンデスリーガ通算104試合1得点。ドイツ2部通算2試合無得点。欧州CL通算31試合1得点。欧州リーグ9試合無得点。国際Aマッチ通算74試合2得点。

 内田はクラブを通じ「やはり鹿島へ帰ってくることになりました。10年にシャルケへ移籍した時から、また鹿島でプレーしたいという思いは常にあり、ドイツにいる時もずっとアントラーズを応援していました。伝統あるこのクラブの選手として、どう振る舞い、どういう姿勢で戦うべきか、自分なりに理解はしているつもりです。当時はチームメートでも良き先輩でもあった大岩剛監督のもとで、鹿島のために仕事ができるよう全力で頑張ります。アントラーズを応援する皆さん、是非1人でも多くの方にスタジアムへ足を運んでいただき、勝つために一緒に戦いましょう!」とコメントした。