上田西が帝京大可児を5-0で破り、長野県勢41大会ぶりにベスト8進出を決めた。

 白尾監督が前半すぐに動いた。都内は最大瞬間風速20メートル以上の強風で、前半12分にロングスローが武器のFW田嶌を投入。無風でも30メートルを投げる強肩は、強風を利用してタッチラインから次々とゴール前へ放り込む。「彼はジョーカー的な存在。試合展開を見て後半の頭から投入と思ってましたが、前半に入れました」。元Jリーガーの指揮官の狙い通り交代をきっかけに攻勢を強め、前半40分のMF丸山の風に乗った約40メートルの先制FK弾など大量5点を奪って大勝した。準々決勝で明秀学園日立に勝てば、長野県勢としては初の4強入りとなる。