J1柏レイソルのヘッドコーチにクラブOBで産業能率大監督の加藤望氏(48)が就任することが4日、分かった。

 加藤氏は92年に柏の前身である日立製作所に入団。04年まで所属し、05年から湘南ベルマーレでプレーしていた。引退後は09年から湘南のコーチを務め、13年から現職を務めている。U-23アジア選手権(9日開幕、中国)に臨むU-21日本代表に選ばれた産業能率大FW小松蓮(19)を育てるなど、若手育成の手腕もある。柏時代にチームメートだった下平監督の存在もあり、13年ぶりの古巣復帰となった。

 また、ACLにプレーオフから出場するチームは選手層を厚くする作業も同時に進めており、今季からJ2の大宮MF江坂任(25)、リオ五輪代表のJ2福岡DF亀川諒史(24)をいずれも完全移籍で獲得することも濃厚となった。