初出場した日本文理(新潟)の快進撃は止まった。矢板中央(栃木)に0-1で負け、新潟勢初の4強に届かなかった。

 駒沢隆一監督(56)は「十分ではないが、持ち味は出した」と言った。後半20分過ぎには左サイドバック田中拳斗(3年)を前線に上げてパワープレー。終盤の10分間はゲームを主導した。持ち前の運動量は最後まで持続した。

 選手たちは、8強止まりの悔しさを飲み込み、明るい表情を見せた。大会初出場で8強に胸を張った。DF長谷川龍一主将(3年)は「毎日、毎日が楽しかった」と言う。3試合連続ゴールが途絶えたFW亀山来駆(らいく=3年)も「日本文理らしさは出した」と言った。