進藤、躍動-。北海道コンサドーレ札幌のDF進藤亮佑(21)が定位置争いに闘志をみなぎらせた。29日に沖縄・金武町内で練習したチームは今日30日、J3FC琉球と対戦する。ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)体制の1次キャンプ仕上げの試合を前に「泥臭くアグレッシブに動きたい」と抱負を話した。

 沖縄キャンプの練習試合では指揮官から何度も大声で「シンドー!」と名指しで指導を受けた。ただし、怒られても下は向かない。「ミスを恐れないでプレーすることが求められている」(進藤)。自身が今キャンプでこだわっている言葉が「躍動」だ。チームの掲げる攻撃的サッカーでDF陣は高い位置でボールを奪いに行く。全体のバランスを考えるため「常に頭を使うので難しい」と話すも充実感がある。この日、練習の最後に積極的なプレーを見せ、監督から「ブラボー」とたたえられた。

 J2だった16年はリーグ戦23試合に出場。J1に昇格した昨季は8試合にとどまった。実戦形式の練習が続くなかで、若手らしい勢いのあるプレーをアピールしたい。「セカンドボール、玉際の部分も激しくいかないといけない。躍動しますよ」と攻めの意識を持って臨む。【西塚祐司】