ベガルタ仙台のMF板倉滉(21)が今日31日から、チーム練習に完全合流することが分かった。沖縄・糸満キャンプでは左太ももの違和感で別メニュー調整が続いていたが、宮崎・延岡キャンプ初日の30日、西階陸上競技場でランニングを中心に軽めに調整を行った板倉は「痛みもないので、もうすぐ復帰します。早く合流して頑張りたい」と話した。同じくケガ明けで別メニュー調整を行ってきたDF金正也(29)とともに2月2日の練習試合(相手未定)で実戦復帰することが濃厚となった。

 今月に行われたU-23アジア選手権(中国)に出場し森保ジャパン公式戦第1号を決め、2試合連続で決勝ゴールを決めた待望の新戦力が、いよいよチームに本格合流する。板倉は「入ってみないと分からないこともある。気が付いたことを整理してこれからしっかりと高めていきたい」と意気込んだ。

 笑顔でランニングする2人の動きをチェックした渡辺晋監督(44)は、西形浩和フィジカルコーチ(45)に状態を確認してから、「2次キャンプは具体的な戦術を研ぎ澄ます部分を細かくやっていく。2人にリバウンドがなければ次の練習ゲームに出します。ずっと試合に出ていないジョンヤ(DF金)も出場時間を制限すれば問題ない」と説明した。新戦力が、いよいよチームの骨格として機能していく。【下田雄一】