ジェフユナイテッド千葉、大宮アルディージャ、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア、横浜FCの、南関東にホームを構えるJ2の5クラブが2日、合同プロモーション企画「首都圏バトル5-新たな希望-」開催を発表した。

 近郊クラブとの対戦を盛り上げようという趣旨の下に開催するもので、前回15年の「首都圏バトル4-じゃない4の逆襲-」には大宮、千葉、東京V、横浜FCの4クラブが参加し、第2回の今回から町田が加わる。2月25日のJ2開幕戦・東京V対千葉(味スタ)を皮切りに、11月2日の最終節・町田対東京V(町田)までの、南関東5クラブが直接対決する20試合を対象に

 (1)首都圏最強マスコット対決 千葉のジェフィ、大宮のミーヤ、東京Vのヴェルディ君、町田のゼルビー、横浜FCのフリ丸が、対象試合の試合前のスタジアムでホームクラブのマスコットが用意したお題で対戦し、勝った方が10ポイントを獲得。優勝したクラブのマスコットがチャンピオングッズの商品化権を獲得。前回の第1回の優勝マスコットはヴェルディ君だった。

 (2)アウェイゲーム入場者数 ビジターとしてアウェイゲームに行った人数の多い順に50、40、30、20、10ポイント。最大獲得ポイントは130ポイントとなり、勝利チームは「首都圏バトル5」王者として全対象試合終了後に表彰を行う。

 また、通常ならホームクラブが販売するアウェイ席のチケットを、アウェイクラブがホームクラブから譲り受け、自らの販売チャネルで販売する。ファン・サポーターにとっては慣れ親しんだチケット購入場所で、お得な前売価格でアウェイゲームのチケット購入が出来る上、チケット販売手数料はクラブの収入になるため、愛するクラブの強化支援にもつながる、画期的な取り組みも行う。

 各クラブの選手の代表が、コメントを発表した。

 千葉DF近藤直也(34)前回の2015年はジェフが優勝したとのことで、前回王者として負けるわけにはいきません。クラブが首都圏にあるという、恵まれた環境に満足せず、1人でも多くのサポーターにスタジアムへ足を運んでいただけるよう、僕らはピッチで頑張ります。昨季の最終戦はフクアリが満員になり、勝利、そしてプレーオフ進出したのは皆さんの力だと思っています。フクアリでの試合ももちろんですが、ジェフのサポーターの皆さんは、アウェイにもたくさん駆けつけてくださって黄色に染めてくれていることを実感していますし、本当に僕らの力になっています。この企画を通じてさらにジェフを、そしてJ2、Jリーグを盛り上げていきましょう!

 大宮MF大山啓輔(22)東京、神奈川、千葉のクラブとは、育成年代からプリンスリーグをはじめとする関東の大会で頻繁に戦っていましたし、近い世代の選手は大体が互いに知っているライバルですから、やはり負けたくありません。横浜FCの中山雄希選手は大宮ユースの1学年先輩で、当時は“ホットライン”を形成して僕が最もアシストをした選手ですので、対戦相手となるプロの世界では絶対に勝ちたいです。正直なところ、埼玉県民として他県に誇れる名所や特産品があまりないかもしれませんが、だからこそ「サッカーと言えば埼玉」という印象を持ってもらえるように、何としても勝利をあげたいと思います!

 東京V・MF井上潮音(20)リーグの全クラブに対して負けたくない気持ちはありますが、首都のクラブとして、首都圏の他のクラブには絶対に負けたくありません。お互いに近いですし、スタジアムには両クラブのサポーターがたくさん来ると思います。満員のスタジアムで、ヴェルディのサポーターと勝利のラインダンスを踊りたい! それをモチベーションに、この首都圏バトル5を戦います。もちろんマスコット対決でも勝てるように、ヴェルディ君と秘密の特訓もしたいと思います。

 町田FW中島裕希(33)今回、FC町田ゼルビアとして初めてこの「首都圏バトル」に参戦すると聞きました。僕らは新参者というわけですが、遠慮することなくアグレッシブに戦い、勝利をつかみたいと思います。企画のネーミングが「首都圏バトル」ということですが、町田市は東京都にあります。神奈川県に間違われることが多いですが、今年は町田市制60周年という記念の年でもあるので、町田市をアピールするためにも勝利にこだわりたいと思います。試合では武器としているハイプレスと切れ味鋭いショートカウンターをお見せしたいと思っていますので、ぜひ、他クラブのサポーターの皆さんも町田の戦いぶりを見にスタジアムにお越しください! 

 横浜FC・MF佐藤謙介(29)首都圏バトル5に横浜FCの代表として、参加させていただくことに感謝します。各クラブから選出された選手とともにこの企画を盛り上げていければと思います。どこのチームにも負けたくはありませんが、特にジェフユナイテッド千葉の町田也真人選手は、同郷であり小さい頃から面倒をみていたので、個人的に負けたくはないです。この企画がピッチ内だけでなく、ピッチ外でも1つのビックイベントとして盛り上がるよう、サポーターの方々も協力していただけたらと思います。一緒に首都圏バトル5を盛り上げましょう。