沖縄2次キャンプ中のガンバ大阪が5日、J2京都サンガFCと今季初実戦に臨んだ。

 まずは主力組が35分×2本を実施。4-3-2-1の新システムで、GK東口、最終ラインは藤春、ファビオ、西野、オ・ジェソクが務め、3ボランチは左から初瀬、今野、浦和から新加入の矢島が入った。前線は遠藤と倉田、一番前に長沢が位置する攻撃的布陣となった。

 試合は前後半でスコアレスドロー。テクニシャンの矢島と倉田が好連係を見せ、倉田は「久々に楽しかった。感覚の合うヤツにやっと出会った」とうれしそうだった。

 レビークルピ新監督は「ベースはあると思う。組み合わせを替えるのか、完成度を高めるのもまだ時間がかかる。ガンバは可能性があると思う。勝者というチームを作り上げていきたい」。

 次の45分×2本は前半にサブ組が、後半にG大阪U-23組が出場。サブ組では4月に高校3年になる“飛び級”昇格のFW中村敬斗が左MFを務めた。シュートを放って好機を演出した中村は「点はあとちょっとのところで入らなかったけれど、前を向いて仕掛けていく自分の持ち味は出せた」と“プロデビュー”に手応えを得た。前半は3-0、後半は0-1だった。

 この日はDF三浦、MF藤本、FWアデミウソンと一美が別メニュー調整だった。