ジュビロ磐田が11日、鹿児島キャンプで最後の練習試合湘南ベルマーレ戦で3-1と勝利した。屋根付きのベンチが横転するほどの強風が吹き荒れる中、集中力を保って戦い抜いた。FW川又堅碁(28)、MF中村俊輔(39)らが出場した1、2本目は自陣でのミスから先制を許したが、その他は危なげない試合運びでチャンスも作った。名波浩監督(45)は「内容は良かった。シュート数も増えている。いい守備から、いい攻撃になっているところもあった」と評価した。

 キャンプ中の5戦は、4勝1分け。勝てなかったV・ファーレン長崎戦(8日・4-4)後には選手間で修正点を話し合い、サイドチェンジやDFライン裏への抜けだしを意識するように意思統一した。キャンプは今日12日に終了。DF大井健太郎(33)は「みんなと過ごす時間の中で、一体感も高まってきた。ここから、開幕に向けてさらにレベルを上げていきたい」と話した。【保坂恭子】