ベガルタ仙台は18日、宮崎県総合運動公園陸上競技場で最後の調整を終え、空路で仙台へ移動した。1月16日に沖縄・糸満からスタートした1カ月超のキャンプを終え、FW石原直樹(33)が成熟したチーム戦術に手応えを示した。これまで、昨季から続く3-4-3システムをベースとした戦術に磨きをかけてきたが、昨年のキャンプで取り組み始めたころと比較して、仕上がり具合の違いを実感しており「だいぶいいです。新加入の選手もチームが目指すサッカーを理解してきているので、後は試合で表現できるか。アバウトでもこのタイミングで(縦パスが)来るなと感じることができている。1週間で開幕なので、どこまでできるか楽しみです」と話した。

 渡辺晋監督(44)も「昨年より理解度が深まりトライしていることに上積みができた。柏戦に意識をしっかりと向け、もう1度スイッチを入れ直していきたい」。指揮官とエースの両輪がそろって好感触を口にするほど、充実したキャンプだった。