セレッソ大阪は1日、今日2日の北海道コンサドーレ札幌戦(金鳥スタ)に向けて大阪・舞洲で調整し、ファジアーノ岡山から加入したDF片山瑛一(26)が初めて主力組で練習した。

 過密日程の影響は容赦なく襲いかかる。MF清武に続き2月25日の横浜戦で初先発した福満も負傷離脱することがこの日、判明。尹晶煥監督は「今いる選手で乗り越えていかないといけない」と厳しい表情。登録はDFも攻撃的な位置もこなせるマルチな片山について「長所を持っている。生かしてほしい」と期待した。

 複数位置に加え、ロングスローが片山の武器だ。大熊チーム統括部長が「とにかく1度見てほしい」と話すように、キックより高い精度を誇る。「どの位置で出る機会があってもチームに貢献したい」と言う片山は「いい場所でのスローインのチャンスがあれば」。サイドからの崩しを得意とする得点パターンの中で片山が切り札となるか、試される。【実藤健一】