ガンバ大阪の高校2年生FW中村敬斗(17)が、7日のルヴァン杯サンフレッチェ広島戦(パナS)での公式戦初ゴールを誓った。5日は大阪・吹田市内で軽めの調整。

 3日の鹿島アントラーズ戦(0-1)で後半開始から45分間プレーしたが、決定機を外したことを悔やみ「次こそはゴールを決めたい。ゴールネットを揺らしたい」と意気込んだ。

 17歳7カ月7日で迎える広島戦でゴールを決めれば、カップ戦の歴代年少得点3位の記録となる。森本、エスクデロに続き、クラブでは最年少だ。公式戦初得点に向け、鹿島戦の映像を見て1人反省会も行った。「DAZNに入りました。全体的なパフォーマンスは良かったけど、プロなので勝たないといけない。アマチュアじゃないので。でも、前向いて仕掛けられたことは自信になる」。

 17歳ながらJ1開幕戦から2試合連続出場を果たし、鹿島戦では交代1人目だった。G大阪では初めての下部組織出身以外の「飛び級」プロ契約選手。だが本人は「世界を見れば、自分のデビューが早いとは全く思わない」という。「フィジカルやスピードで負けていることはないと思う。あとは状況判断。それができれば、点が取れてくるかな」。将来が楽しみな頼もしいストライカーの初ゴールに期待がかかる。