ジュビロ磐田のDF大南拓磨(20)が、リーグ初先発を果たした。アウェーサンフレッチェ広島戦に3バックの右で出場。前半14分に攻撃参加からMF田口泰士(27)の好機を演出すると、後半終了間際のピンチでは絶妙なスライディングで相手のカウンターを阻止した。

 プロ3年目で迎えたリーグデビュー戦を勝利で飾ることはできなかったが、フル出場で敵地での勝ち点1獲得に貢献した。主力の体調不良で巡ってきたチャンスで、一定の存在感を示し「周りに助けられながら無失点に抑えられて良かった」と、振り返った。

 19日からは、追加招集されたU-21日本代表のパラグアイ遠征に臨む。大南は「J1の舞台でやっとスタートラインに立てただけ。ここからもっとアピールしていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。