柏レイソルDF中谷進之介(22)は、北海道コンサドーレ札幌FW都倉賢(31)に後半42分、決勝ヘッドを許しての悔しい敗戦後「もっと、もっと、話し合いながら、いろいろな意見があっていいと思うし。ただ、ただ前向きにやるしか、ないのかなと思います」と、チーム内の議論の必要性を強調した。

 前半9分に先制も、同13分にゴール前に左からクロスを上げられると、ペナルティーエリア中央に入り込んできたFW都倉賢の背後から入り込んできた、MF宮吉拓実(25)に頭で同点弾を押し込まれた。中谷は「前半、フワッとした中で入って、得点も取れたところで、裏を取られて、そのままの流れになった。もっと集中しないといけなかった。スカウティングで、裏に流してくるのも分かっていた。マイナスで来た時(都倉を)意識し過ぎて(宮吉に)反応できなかった」と反省した。

 後半42分には、最も警戒していた都倉に決勝弾を決められた。中谷は「守らなきゃいけない時間だったし、守ればチャンスは来ると思った」と悔しさをにじませた。その上で「チームとして、もっと攻撃、守備の精度を上げていかないといけない」と課題を口にした。【村上幸将】