J2アルビレックス新潟は4日、天皇杯2回戦高知ユナイテッド戦(6日・デンカビッグスワンスタジアム)に向けた練習を聖籠町のクラブハウス練習場で行った。U-19日本代表候補合宿に初参加したDF渡辺泰基(19)のスタメンが濃厚だ。合宿で受けた刺激をピッチで形にする。

 「アピールもそうだけど、まず勝ちたい」。渡辺基は高知ユナイテッド戦への意欲を言葉にした。11対11の試合形式で左サイドバックに入った。練習後の自主練習では内に切れ込んでのシュートを繰り返した。

 U-19日本代表候補の合宿は「いい経験になった」と言う。公式戦出場を重ねているメンバーもいた。ともに汗を流し、「負けられない」とモチベーションは高まった。

 ルヴァン杯では5試合に出場。リーグ戦の出場機会はないが、ここ7試合はベンチ入りしている。「先輩たちはいつ出てもいいようにしっかり準備している」と実戦モードを肌で感じた。天皇杯はそんな経験を生かす場の1つ。「相手を意識せす、目の前の試合に勝ちたい」。その緊張感の中で成長をアピールする。【斎藤慎一郎】