大宮アルディージャが電光石火の先制弾を含む4得点で、横浜FCに快勝した。大宮にとってホームでの勝利は4月20日の東京V戦以来。

 小雨が降りしきる中、大宮が試合開始15秒でいきなり決めた。右サイドでFW大前元紀(28)からボールを受けたMF嶋田慎太郎(22)が、左足でクロスを上げ、MFマテウス(23)が頭で合わせ先制ゴール。

 さらに後半30分、J2得点ランキングで2位につける大前が、ヘディングで決め2点目。大前は今季10得点目で、1位のオナイウ阿道(山口=22)とは1ゴール差となった。

 大宮の勢いは止まらず、後半途中出場のMF茨田陽生(27)が、後半32分にミドルシュートで、天皇杯2回戦に続くゴール。茨田は後半35分にも個人技で相手DFをかわし、左足でチーム4点目を挙げた。

 横浜FCは10日がタバレス監督(62)の誕生日だったが、指揮官にバースデー勝利を届けられなかった。FWカズ(三浦知良、51)はベンチ入りこそしたものの、出場機会はなかった。