湘南ベルマーレにDF坂圭祐(23)が、サガン鳥栖戦の後半3分にMF高橋諒(25)の先制ゴールをアシストしながら、同36分に自らのオウンゴールで1-1-の引き分けに終わり「もったいない」と振り返った。

 後半3分、坂は右サイドを上がりゴール前にクロスを放り込むと、飛び込んだ高橋が元フランス代表FWジネディーヌ・ジダンが1回転しながら相手をかわす、マルセイユルーレットのように空中で右回りに1回転しながら、右足のかかとでゴールに流し込んだ。坂は「久しぶりに(3バックの)右でやって、攻撃の部分でミスは多かったですけど、アシストが1こ出来たことは自信だし、磨いていって右もやれるようにしたい」と手応えを口にした。

 ところが、試合開始から80分が経過し、完封勝利が見えたところで“落とし穴”が待っていた。鳥栖DF吉田豊(28)が右から上げたクロスボールを弾きにいったが、自軍ゴールに押し込んでしまい、結果、オウンゴールとなってしまった。坂は「俺がアシストした時の逆パターン。GKとDFラインの間にボールを入れられて…。何とか触ってCKに逃げようと思ったんですけど、結果的にオウンゴールのようになってしまった。相手のボールが鋭かった感じ」と振り返った。

 そして「前半0で抑え、後半に点を取る、うちの勝ちパターンではないけど、いいイメージだったので…」と、喜びも半分といった様子だった。【村上幸将】