柏レイソルの日本代表GK中村がワールドカップ(W杯)から帰国後初の公式戦出場で、またもアクシデントに見舞われた。FC東京戦の後半16分、MF東の右サイドからのクロスをセーブしようと飛び込むと、同じく前方から突っ込んできたFW富樫の左膝が頭に当たり、その場で動けなくなった。すぐに担架でピッチ外へ運ばれ、GK桐畑と交代。試合中に柏市内の病院に救急搬送された。試合は中村が負傷した際のプレーで、DFパク・ジョンスがオウンゴールを喫し、0-1で敗れた。

 加藤監督は試合後、中村について「詳しくは情報が入っていないが、脳振とうを起こしたと聞いています」と明かした。中村はW杯による中断期間前、最後の試合となった5月20日のアウェー名古屋戦でも接触プレーで負傷し、愛知県内の病院に救急搬送されて脳振とうと頸椎(けいつい)捻挫と診断。リーグ戦2試合連続の負傷退場となった。