セレッソ大阪が勝ちきれない。

 前半40分にCKからのオウンゴールで先制も、後半28分に同じオウンゴールで追いつかれて逃げ切りに失敗した。これでワールドカップ(W杯)中断明けは5戦勝ちなし(3分け2敗)と白星が遠い。

 尹晶煥監督(45)は「徐々に良くなっていると思うが、もっと意欲を高めていけば昔の姿を取り戻すことができる。粘り強く前をやっていきたい」。

 この試合で左ふくらはぎを痛めていたMF清武弘嗣(28)が4試合ぶりに復帰。2トップは杉本健勇(25)と山村和也(28)が組み右に清武、左サイドに柿谷曜一朗(28)と結果が出ていた昨季前半の形に攻撃陣を敷いた。しかしチャンスは作りながら、オウンゴールの1点。後半は山村を下げて5バックで逃げ切りを図ったが、後半28分に失点した。

 主将のMF山口蛍(27)は「5バックにして、昨年は耐えられたところを耐えきれなかった。セットプレーからの失点が多い」と反省しつつ「この5試合で手応えはある。ちょっとした部分」と前向きに語った。