アルビレックス新潟が今季初となる複数失点での3連敗を喫した。

 J1、J2、J3とすべてのカテゴリーに在籍した経験のある唯一のクラブ、大分トリニータに0-4で敗れ、前節の17位から今季ワーストの19位に転落した。J3自動降格圏となる21位との勝ち点差は6。1年でのJ1復帰どころか、このままでは史上2クラブ目の「全カテゴリー在籍」の憂き目にあう可能性もある。

 気温31度の暑さの中、キックオフと同時に仕掛けた。FW矢野を起点に相手ゴールへ迫った。だが、前半24分の給水タイムを挟み、流れは徐々に大分へ。そうして32分に先制点を許す。DF那須川の左足でのクロスボールがそのままゴールイン。リーグ戦20試合ぶりの先発出場だったGK大谷が懸命に手を伸ばすも届かなかった。ハーフタイムに鈴木監督が「最後まであきらめずにプレーすること」とゲキを飛ばしたが、後半開始1分に失点。守備が大きく崩れ、さらに失点を重ねて敗れた。