ベガルタ仙台のエースFW石原直樹(34)が、今日15日のホーム湘南ベルマーレ戦でたまりにたまったエネルギーを爆発させる。14日、この日誕生日を迎えた石原は、仙台市紫山サッカー場で非公開練習に臨み、最終調整を行った。チームは現在4位ヴィッセル神戸との勝ち点差はわずかに3。8位の仙台まで5チームがひしめく大混戦となっている。連勝すれば目標のトップ5入りも視野に入るだけに、負けられない戦いだ。

 ここ6試合ゴールから遠ざかっている現状に、石原は「もっとペナに入ってプレーしたいが、距離感やバランスも考えながらポジショニングをとることも大切」と言う。実際、前節の柏レイソル戦しかりで、周囲を生かす献身的なプレーが身上だ。それでも「(プレーする)位置が低くなることも多く、ゴールから離れてしまってストレスをためている部分もあるが、状況を見極めながら前に行くパワーを出していきたい」と、強くゴールへ向かう姿勢を強調した。

 今週はホーム2連戦(19日にガンバ大阪戦)。それだけに、この初戦で石原が輝くことで、連勝がグッと近くなる。