川崎フロンターレが、今季加入したFW斎藤学(28)の移籍初ゴールなどで湘南ベルマーレを逆転で下し、3年連続で8強に進出した。19日のリーグ広島戦から先発全11人を入れ替え、前半は0-1とリードを許したが、後半頭から若き司令塔のMF守田英正(23)を投入し、流れを引き寄せた。鬼木達監督は「普段、出てない選手たちが悔しい思いをピッチにぶつけてくれた。躍動する姿見られてうれしく思っている」と振り替えた。

 斎藤は持ち味のドリブルでの仕掛け、ペナルティーエリア内への侵入など数多くの好機に絡み、守備面でも存在感を発揮した。鬼木監督は斎藤の得点に「彼はここ最近、自信を持ってプレーしていた。いつかは取るのではないかと思っていた。90分、やり続けて走りきった。ここからまた活躍してほしいと素直に思っています」と期待を口にしていた。