名古屋グランパスが7連勝を飾った。

先取点を奪ったのは名古屋だった。前半12分、スルーパスを受けたDF金井貢史が右足で流し込んだ。

1点のリードで折り返した名古屋は、後半になると攻撃力が爆発。10分、相手DFのパスをFWガブリエルシャビエルがカットし、MF前田直輝へパス。前田はドリブルで右へ抜け出し、右足シュートで加点した。さらに23分、途中出場のMF和泉竜司がFWジョーのスルーパスから抜け出し、3点目。

こうなるFWジョーも止まらない。25分、ゴール前のこぼれ球に左足を伸ばして4点目。41分、ガブリエルシャビエルの得点をアシストする。さらに45分には相手GKのパスを奪い、そのままネットを揺らした。

ジョーは2試合連続のマルチ弾を記録し、ここ6試合で12得点。通算ゴール数も18に伸ばし、得点王争いでも首位の広島FWパトリックを1点差のまま追走となった。

ジュビロ磐田はアディショナルタイムの終了間際、DF大井健太郎の得点で1点を返したが、焼け石に水だった。

名古屋はJ2降格圏からの驚異的な巻き返しで、順位は11位まで浮上した。