サポーターからはブーイングの後に、エールが送られた。これをどう受け止めるべきか。

鹿島アントラーズはホームの第1戦で川崎フロンターレに引き分けた。先制して、追いつかれた。チャンスはあったが、それ以上に多かったピンチは、オフサイドやゴールポストに救われた。

MF土居聖真は「ウチにも、あっちにもチャンスはあった。1-1は妥当じゃないか。全ては次に懸かっている」と話した。

MF三竿健斗を日本代表で、DFチョン・スンヒョンを韓国代表で欠き、FW鈴木優磨やMFセルジーニョもベンチからスタートにした。とはいえ、代表活動などで主力4人を欠いた川崎Fよりも、メンバーはそろっていた。だが、前半19分にMF遠藤康の右足のクロスからDF西大伍が頭で決めた後は、決定的なチャンスはほとんどなかった。

不用意に足を出してPKを与えてしまったDF町田浩樹は「当たったことは当たったけど、相手も狙っていたと思う。チームに申し訳ない」と頭を下げた。

直近の広島戦では先制しながら、逆転負けを喫した。今回も先制しながら勝ち切れない。勝負強さが見せられない。西は「頑張っていない選手はいないと思う」と話した。町田は「前半90分が終わっただけだと思っている。良いところは継続し、悪いところを改善していく」と、アウェーの第2戦を見据えた。