スペイン2部タラゴナを退団し、柏レイソルに約3シーズンぶりに復帰したDF鈴木大輔(28)が9日、千葉県柏市内の三協F柏スタジアムで会見を開いた。

鈴木は「本当に自分の特別なクラブに戻ってこられて光栄。ユニホームに袖を通すのが心待ちだった。非常に熱いサポーターの前で近い距離でサッカーができ、街と一体で戦っているのが好き」と復帰の喜びを語った。

鈴木は13年にアルビレックス新潟から柏に移籍し、15年まで3シーズンプレーし、16年2月にタラゴナと契約を結んだ。タラゴナには3シーズン在籍し、リーグ戦67試合に出場し、1得点。2季目は34試合でプレーするなど、レギュラーとして活躍した。しかし、昨季は20試合に出場も、今年2月からはわずか3試合と出場機会を失い、8月20日に自らのインスタグラムで退団を発表。去就が注目されていた。

鈴木は2年半のスペインでの戦いを振り返り「情報がなく、見ていなかった人もいると思うが2年半、2部リーグの厳しい競争の中でタフになったと思う。それを、プレーに出せれば。特別、うまくなったわけではないですし外の世界を見て学んだところはあるけど、急激に変わった部分はないと思う」と語った。

柏は現在、リーグ戦15位と苦境が続くが、鈴木は「若い選手もいると聞く。経験も伝えたいが、自分らしいプレーを第一に、貢献できるかなと。練習からアピールし試合に出るところからスタート」と抱負を語った。【村上幸将】