日本勢で唯一、勝ち残っている鹿島アントラーズがホームで水原三星(韓国)に3-2で逆転勝利し、初の決勝進出に前進した。第2戦は敵地で24日に行われる。

苦しみながらの勝利だった。開始早々の前半2分にセットプレーの混戦からオウンゴールでまさかの失点。同6分には、相手のFWダムヤノビッチにゴールを許し2点リードを許した。

鹿島は同21分に反撃を開始。FW鈴木優磨が相手ゴール前で競り合いオウンゴールを誘って1点差とした。

後半39分、右のグラウンダーのクロスをMFセルジーニョがゴール前で落ち着いて決めて同点。さらに後半ロスタイム、DF内田篤人が今大会初得点となる決勝ゴールで逆転勝ちに貢献した。

 

2010年ACLの1次リーグ以来、日本復帰8年ぶりの劇的弾を決めた内田は「早い時間に失点して、自分たちでまいた種なので…。(これまでも)ズルズルと勝ち点を落としていたけど、みんなで点を取って勝てた。平日の夜にもかかわらず、たくさんのサポーターにきていただいた。(応援)フラッグ、声で、(選手の)バスを迎えてくれたので力になります。(初の決勝へ)なかなか運、チャンスは転がってこないので、きたらつかんで離さないようにしたい」と気を引き締めた。