清水エスパルスMF石毛秀樹(24)が、5戦ぶりの先発復帰に意欲を示した。7日のジュビロ磐田との静岡ダービーに備え、3日は静岡市内で行われた練習に参加。ゲーム形式では主力組の左サイドハーフに入った。この日はMF河井陽介(29)が別メニュー調整。代わりにMF白崎凌兵(25)がボランチに入ったことで中盤の構成が変わる可能性が高まった。

チャンスを得る石毛は「まず試合に出たいという思いが強い。調子はすごくいい」。ユース出身ゆえに、静岡ダービーへの思いも強い。13年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)では1得点を挙げるも、磐田に1-5。サポーターが選手バスを囲む事態にも発展した。「悔しいというか、屈辱だった」。もう、同じ思いはしたくない。

前売りチケットも完売。勝てばJ1残留が確実視される試合を見据え、石毛は「きれいなサッカーをしても負けたら意味がない。絶対に勝たなければいけない」と語気を強めた。【神谷亮磨】