北海道コンサドーレ札幌MF駒井善成(26)が、キャリアハイを移籍後初ゴールで飾る。今日5日、横浜F・マリノス戦(日産ス)に出場すれば、J1リーグ戦の自己最多となるシーズン25試合目。この日、札幌ドーム屋外での前日練習を終え「いつも通り自分のプレーを出せれば」と冷静に待ち望んだ。

前節サガン鳥栖戦では、ともに今季から加入したMF三好が1号を決めた。5アシストを記録する駒井は「僕はどちらかと言ったらチャンスメーカーの方」と話すが、今節はチーム最多12得点のFW都倉ら主力3人が出場停止。定位置の右サイドハーフのほか、この日のミニゲームで入ったボランチからも積極的に攻撃に絡むつもりで「自分が点を決めて勝てればいい。チャンスがあれば狙っていきたい」と意気込む。

9月1日ヴィッセル神戸戦で負った左腕の骨折は、まだ完治していない。3試合ぶりに復帰した前節も「少し怖さがあった」と明かす。それでも90分プレーし、勝利に貢献できたことで自信にもなった。「鳥栖戦よりも良くなっている。アドレナリンも出れば、いい状態でやれる」。敵地6戦全敗の難敵・横浜から白星を奪い、勝ち点1差の3位ACL圏内に食い込む。【保坂果那】