清水エスパルスMF金子翔太(23)が、戦友たちの活躍を受けて決意を新たにした。明日20日のホーム・サンフレッチェ広島戦に備え、18日は静岡市内で行われた非公開練習に参加。次戦も右サイドハーフとして先発出場が確実だが、FW北川航也(22)が、先に日本代表入りしたことに絡めて言った。「モチベーションになっています。『次は僕も』という思いでやり続けたいです」。

金子は、森保ジャパン新エース候補のMF南野拓実(23=ザルツブルク)にも刺激を受けていた。かつて世代別日本代表でチームメートだったからだ。合宿や遠征先の宿舎で同部屋になることが多かったという。「(南野が)『結果を出せば、経験は関係ない』と言っていたことを思い出しました。当時から野心がすごかった」。大舞台でも有言実行する姿を見て、闘志に火がついた。

今季はここまで9得点。2桁得点も見据える23歳は、「チームの勝利を考えながら、結果にこだわりたい」と広島戦からのアピールを誓った。【神谷亮磨】