ジュビロ磐田が、ホーム最終試合北海道コンサドーレ札幌戦に勝利してのJ1残留を狙う。今日24日に迎える札幌戦は、引き分け以上で自力残留が確定。敗れても、14位湘南ベルマーレ、15位サガン鳥栖、16位名古屋グランパスのいずれかが負ければ残留が決まる状況下、名波浩監督(45)は23日、「最終戦は思いも強くなる。(勝ち点)3を目指していきたい」と言った。

23日は磐田市内で約1時間のメニューに励んだ。実戦練習では、MF中村俊輔(40)とMFムサエフ(29)も軽快な動きを披露。右膝前十字靱帯(じんたい)損傷から復帰後、初先発が濃厚なムサエフは「ホーム最終戦。勝つだけ」。右太もも負傷から復帰の中村も、4戦ぶりのメンバー入りが確実で「今季は何もしていない。少しでも貢献できるようにしたい」と話している。

チームは、先月21日のアウェーV・ファーレン長崎戦から4試合連続負けなし(2勝2分け)。広島戦では、2点差からの大逆転劇も見せた。名波監督は「チームの状況は良い」と話しており、チケットも6日の時点で完売。サックスブルーに染まった本拠地で、残留を決める舞台は整っている。【前田和哉】