J2降格が決定している柏レイソルが4得点でG大阪の10連勝を阻止した。

前半11分、左からのクロスをDF鈴木大輔(28)が頭で合わせてゴール右隅に決めて先制。同28分に追いつかれたが、終了間際の同45分、FW瀬川祐輔のゴールで勝ち越して前半を終えた。

後半も、前半の勢いそのままに攻め込んだ。同2分にはMF中山雄太(21)のシュートで追加点。同18分には中央付近でボールを奪ったFWクリスティアーノ(31)の約49メートルのロングシュートでダメ押しした。

昨季4位からの覇権を狙った今季だったが、2度の監督交代もあってチームがまとまりを欠いた。それでも最後は2連勝で締め、本来の実力は示した。就任後2連勝の岩瀬健監督は「選手が覚悟を持って、最後2回勝とうということで練習から全員で取り組んだ結果。選手が素晴らしいです。元々持っているパワーとスピード、アイデアがピッチの中で表現できるようになっただけだと思います。来季につながるという言い方もあるし、元々持っている力を発揮すればこういう力もあるんだということ」と振り返った。